琥珀一家のゆる~い日常
風夏記念日
2012年08月26日 (日) | 編集 |
2年前の昨日、風夏を保護しました。

あの記録的な猛暑だった2010年のこの日、
ボロボロの状態で網戸にしがみつき「入れてよ~」と鳴いていました。
あまりにもひどい状態だったので、ものすごく驚きました。
しかし、すぐに家に入れてあげる事は出来ませんでした。
その後、日差しを避けるように家の裏手で
ハアハアと荒い息遣いで横たわっていました。


この年の春からティナの腎不全の治療・通院が始まり、
同時期に我が家のキャパを超えて4匹目の琥珀を保護する事になり、
正直保護したとしても、経済的にお世話が続けられるのか不安でした。
「もしかしたら重い病気を持っているのでは」
「琥珀が来たばかりで、まだみんなが落ち着きを取り戻していないのに」
「高齢で発作持ちのティナにとって、環境の変化が続くのは良くないのでは」
と、保護出来ない理由だけが頭の中を駆け巡りました。

でもどんなに悩んで夫婦で話し合っても、そう長くはないだろうその子を
「保護しない」という選択肢は出て来ませんでした。
その日の夜、夫がもう何年もしまい込んであった小さめのケージを引っ張り出し、
黙々と組み立てていました。
「明日の午前中、捕まえて病院に連れて行って、帰って来たらそのままここに入ってもらおう。」と、
そのように計画し、朝までうちの敷地にいてくれる事を願っていました。

朝になり、昨日いた場所を見ましたがそこにはいませんでした。
慌てて少し奥まった所の覗くなどして探しましたが、見当たりません。
午前中でももう気温が高かったので、もしかしたらと初日に日を避けていた場所に行ってみると、
そこで辛そうに横たわっていました。
「いてくれてよかった!」と思い、すぐにキャリーに入ってもらいました。
正直もの凄いニオイでした。
車で病院まで向かいましたが、その道中、窓を開けて走っていても
少し頭が痛くなるほどでした。

病院に着いて待合室に入ると、そこにいた人達がニオイに驚いている様子でした。
問診票をササッと書き、診察室へ。
そこでキャリーから出してビックリ!
明るい場所で初めてまじまじと見ると、毛が薄くなった背中から
物凄い数のノミがうごめくのが見えました。
数百匹はいるだろうからと、かなりしっかりとしたノミ駆除を施してもらいました。
口の中を見てもらうと歯は犬歯以外はほとんど抜け落ち、口内炎がひどい状態でした。
血液検査の結果、ウイルス性の病気はありませんでした。
しかし、腎臓・肝臓・心臓などが悪く、黄疸も出ていました。
後のレントゲン検査では股関節に異常が見つかり、腹水も溜まっていることがわかりました。
体重も1.5kgしかなく、先生曰く「最低でも一か月以上は何も食べていないはず」との事でした。
この時誰もが「もう何日も持たないだろう」と思っていました。

家に連れて帰り、体を拭きながら「今日からうちの子やで」と声をかけると、
嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らしていました。
そして、ケージの中で安心したように昏々と眠り続けました。
その寝顔を見ながらこの子の名前を考えました。
夏にどこからともなく風のようにやって来たので、「風夏」と名付けました。







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力なくグッタリとしていた風夏








2010_0825cd0001.jpg
こうやって顔を上げるのが精一杯でした




安心しきって眠る風夏を見ながら
うちに来るまでに一体どれくらいの人に、「見て見ぬふり」をされたのだろう、
何人に「汚い猫、あっち行け」と思われたのだろうと考えると、可哀そうでたまりませんでした。
そして、すぐに保護せずに悩んでいた事を悔やみました。
あと何日持つかわからないけど、少しでもおいしいご飯を食べて、
安心して寝かせてあげたいと思いました。
最期の数日だけでもいい思いをして、
その時が来たらうちの子として旅立たせたい、そう思いながら毎日過ごしました。




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この時は本当に辛そうでしたが






おとーしゃん❤
風夏
こんなにふっくらしました





そして去年の12月10日、風夏は旅立ちました。
数日と思っていましたが、1年3か月もの間、一緒にいる事が出来ました。
私達にたくさんの楽しい思い出を残してくれました。

風夏ありがとうね。
ものすごく人懐っこかった風ちゃん、めっちゃ可愛かったよ。
おとーしゃんの事が好き過ぎて、もうベッタリやったね。
風ちゃんはこのおうちでの生活は楽しかったかな?
もしそうだったら、早目にお着替え済ませて帰っておいで。
待ってるからね!


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コメント
この記事へのコメント
風夏ちゃん、モフモフさん一家に出会えて、本当に良かったね!!
もしも出会えなかったら風夏ちゃんは、幸せな旅立ちができなかったはず。
美味しいさんとぬくぬくの愛に包まれて、精いっぱい生ききったんだね。
風夏ちゃん、空からみんなの事守ってね!!
モフモフさん、お父ちゃんさま、風夏ちゃんに幸せな時間をありがとう!
2012/08/26(日) 17:17:53 | URL | うらりー #yKQcQrmY[ 編集]
そうか、今日は風夏記念日だったのですね。
もふもふさんちに保護されてからは辛い時期を
補っても、まだおつりが来るぐらいの幸せでしたね。
私の頭や心から風夏は消える事ではないでしょう。
風夏、呼び捨てでごめんね。でもおばちゃんの家では
いつも、風夏、風夏って言ってるよ。
今頃は空の上から大好きなおとうしゃんと、おかあしゃんを
見守っていてくれてるかな?
お願いね。 風夏!
2012/08/27(月) 00:31:27 | URL | えつこ #bz.jPu7w[ 編集]
保護直後とふっくらしたときの写真は,まるで別猫さんですね。
それまではつらい時間を過ごしてきても,終わりよければすべてよし,最期は幸せな時間を過ごし,モフモフさんたちに看取ってもらえて風夏ちゃんは幸せにゃんこさんだったと思います。
2012/08/27(月) 15:23:46 | URL | ゆきみの母 #-[ 編集]
>うらりーさん
最初から一緒にいられる時間は限られてるって思ってたから、
それはそれは甘やかしました(^^)
すごく人懐っこくて、甘えん坊で、可愛げのある子でした。
それだけに、もっと長く一緒に過ごしたかったけど、
こればっかりは仕方ないですね。
お空から見てくれるかな?(^^)
2012/08/27(月) 23:45:19 | URL | モフモフ #-[ 編集]
>えつこさん
おつりが来るぐらいの幸せだったかな?
そう思っててくれたらいいんですけど(^^)
「風夏」、呼び捨て大歓迎!
風夏はうちに来なければ、あの後数日で命を落とし、
誰の目にも留まらなかった可能性が高い子でした。
それが生前は親身になって心配していただき、
亡くなってからも尚こうして、親しみを込めて「風夏」と呼んでもらえるなんて、
こんなにうれしい事はありません。
ありがとうございますm(_ _)m
2012/08/27(月) 23:57:32 | URL | モフモフ #-[ 編集]
>ゆきみの母さん
ねぇ、別猫でしょ(^^)
甘やかし続けたら、こんなんなりました(´m`)
風夏はおそらく、うちに来るまでかなり辛い思いをし続けたと思います。
だからこそ、「最期だけは幸せに過ごして欲しい」という思いが強かったです。
幸せにゃんこさんなんて言ってもらえて、私も本当にうれしいです。
ありがとうございますm(_ _)m
2012/08/28(火) 00:03:59 | URL | モフモフ #-[ 編集]
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